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株主の皆様へ
株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
2016年3月期の事業の概況をご報告させていただきますので、ご高配賜りますよう、お願い申し上げます。

1.当事業年度の事業の状況
 
代表取締役社長 中村 悟 当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の景気対策等の効果もあり企業収益や雇用環境の改善傾向が見られました。一方、期末に向けた円高基調への変換による企業業績の先行き不安や中国経済をはじめとした海外景気の減速等の影響や、国内の個人消費の停滞感が増していること等により、景気回復基調の鈍化がみられるなど、先行きの状況は依然不透明となっております。
 食品業界におきましては、消費者の低価格志向が継続する中、輸入原材料の価格が高い水準にあり、価格転嫁による収益確保には厳しい状況が続きました。
 このような環境下、当社グループは業務用香辛料(スパイス)等の販売を中心とした企業活動を展開し、国内及び海外市場において販売拡大と収益改善に取り組んでまいりました。
 売上高に関しましては、国内の外食営業部門においては、前期の消費税増税後の販売数量の落ち込みが持ち直したこと、訪日旅行客の増加によるインバウンド消費が拡大したこと、また製品価格の値上げの効果に加え、得意先との取り組みの強化等により販売が順調に推移し、広域営業部門(前期加工及び広域営業部門)においても新規取り組みの採用等により、好調に推移したことから、前期を上回りました。海外においても積極的な営業活動により、継続的に売り上げ拡大を実現しました。これらの結果として、当連結会計年度の売上高は前期を上回りました。
 利益に関しましては、全社を挙げて継続的に収益確保に向けて工場固定費、販売管理費の削減に取り組み、コストダウンを実現するとともに、製品価格の値上げを実施したこと等により、主力製品であるコショウの原料相場の高止まり、円安の定着等による原材料調達価格の上昇などの一層厳しさを増している環境を克服し、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益において黒字確保にいたりました。
 以上の結果、当連結会計年度の業績といたしましては、売上高 9,591百万円(前期比 12.0%増)、営業利益 99百万円(前期 75百万円の損失)、経常利益 46百万円(前期 19百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益 36百万円(前期 48百万円の損失)となりました。



2.対処すべき課題

 当社グループの中長期的な経営戦略は以下のとおりです。
(1) 当社の強みが発揮できる市場・製品への重点化
お客様から信頼される高い品質と品揃え・サービスを、強みが発揮できる領域で重点的に展開してまいります。さらに当社が属する企業グループ資源を生かし、当社ならではのお客様に価値ある製品の提供、即ち「スペシャリティの追求」を深耕・開拓してまいります。
(2) 日本国内の安定成長と海外を成長ドライバーとした事業拡大
日本国内の安定成長を維持するとともに、海外での飛躍的成長を遂げるべく、重点エリアをアセアン地域とし、海外拠点の開発・営業体制を強化しグループ内の連携を高め、海外事業の拡大を図ります。
(3) 事業構造改革の更なる推進
コスト改善への一層の取り組みを、すべての事業・機能部門においてグループ全体で進めてまいります。国内市場・海外市場ともに競争力を持ち、経営環境の変化に左右されにくい強い事業構造の構築を目指します。
(4) グループ一体での事業基盤の強化
海外での飛躍的成長を実現するため、海外事業への経営資源配分を強化し、すべての事業・機能部門において国内外連携運営を推進します。併せて、グループ全体としての内部統制の整備と適切な運用を推進し、効率的かつ規律正しい職務遂行体制を強化し、企業価値向上を目指します。